①今日母が、日置市中央公民館で、小学生の親子を前に戦争の記憶を語る機会をいただきました。
②〜⑥
当時母は小学2、3年生。今日集まってくれた子どもたちと同じ年頃。
母はその記憶を絵にも描いていて、今日はその絵を元に語りました。
長崎の軍需工場に行く姉を見送り、泣きながら帰ったこと。
戦地に向かう兵隊さんのために、千人針を頼まれたこと。
小学生も、兵隊さんの基地作りの手伝いで砂運びをしたこと。
校庭さえも食料増産で子どもたちの手で唐芋畑にし、避難や戦う訓練、包帯巻きの訓練もしたこと。
お弁当は唐芋一つ、裸足の生活…。
兵器を作るために、大事な蓄音器の小さな部品さえ持って行かれたこと。
庭でままごとをしていた時に、グラマンに襲われて、死ぬ時は晴れ着を着て死ぬものと、慌てて着て、防空壕に逃げたこと。
吹上浜からの敵の上陸が噂された時、敵と戦わないといけないから自分は家に残るという母親と別れて、祖母と姉弟と逃げなければならなかったこと。
逃げても地域の防空壕には入れてもらえず、帰宅したら、母が1人で暗闇に竹槍を持って立っていたこと。
その夜、みんなで枕を並べて寝たこと(母親は死ぬ時はみんな一緒にの思いだったのでは…)
終戦を知っておいおい泣いたこと。
終戦の日の空の青さが心に沁みたこと。
先日投稿した『たなばたのおもいで』同様、とてもここには書ききれない記憶です。
話を終えた後、長崎原爆の日でもある今日、犠牲になられた方々に全員で黙祷を捧げました。
⑧その後、グループごとの話し合い。
「笑顔」「おもいやり」「いじめをしない」「けんかをしても仲直りする」「世界の人と語り合う」「音楽で平和を作る」「後世に語り継ぐ」…今自分たちにできることが書き込まれ、ワークシートには色とりどりの付箋と折鶴で、平和の思いが深められていきました🌈✨🕊✨
今この私にできること…それは母が元気に活動が続けられるようにサポートすることと、劣化する原画のデータ化、記憶の継承です。
今日のワークシートは、日置市中央公民館で今月31日まで開催の「平和のための写真資料展」に加えていただけるそうです。お近くの方はぜひご覧ください。
⑩また、母の語った話は『戦争とこども』というタイトルで、「かごしま折々あそび展」でも全文展示中です。
この度は、とても細やかな対応をしてくださった日置市役所の皆様、暑い中集まってくださった参加者の皆様、またこの長文にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました💕
どうか戦争のない平和な世の中が続きますように🙏✨🌍🌎🌏🕊✨
*1枚目画像は母が縫った防空頭巾と私が折った折鶴です。
*なおこの講話と母の活動について、13日午後6時15分の MBC NEWS NOWで放送予定です。