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たなばたのおもいで

今日は旧暦の七夕様🎋

かごしま折々あそび展会場には、ミニミニの七夕飾りを置いています✨

②今日は会場からもう一つご紹介。

昔あそびの紹介講師でもある私の母が、戦時中の思い出を綴った紙芝居作品から

③④⑤『たなばたのおもいで』

亡くなったご先祖様が迷わず帰って来れるようにと、いつも8月7日からお盆前まで飾る七夕飾り。その年は戦争で物がなくなり、色紙はどこにもなく、七夕飾りが軒端に飾られる家もありませんでした。

そこで、母は姉弟と一緒になって新聞紙に、ちびたクレヨンで一生懸命塗って飾りを作りました。出来上がった飾りを母親と喜ぶも束の間。

「敵の攻撃の的になるから、立ててはいけない」と役員のおじさんに注意され、仕方なく川に流しに行くことに…

みんなで一枚一枚見えなくなるまで手を振って見送っていた時、小さな女の子を連れた男の人に声をかけられます。
「2、3枚でいいから分けてくれませんか。この子がほしいほしいと聞かないんです」と。
母たちは残っていた飾りを一枚残らず外して、その女の子に差し出しました。

女の子はニコッと笑い、男の人は
「ありがとうね。ありがとうね」と言って、歩いていきました。

母たちは、一生懸命作った飾りを、全部流してしまわなくてよかったことを、嬉しく思ったというお話です😌

上は、原作を随分かいつまんでいます。会場には全文を展示中。

母によると、これは孫たちのために作った紙芝居だったとのこと。孫たちは覚えているかな?いい成人になった彼らにも、また改めて伝えたいと思います😌🎋✨🕊✨ありがとうございます✨💝✨